ポルチオとは、膣の奥にある女性の性感帯の一つで、Gスポットよりもさらに深い位置にあります。
強い快感や中イキにつながるといわれ、セルフプレジャーやセックスをするなかで責めたい・責められたいと思う人も少なくありません。
ただし、ポルチオは誰でも最初から感じるわけではなく、ゆっくり時間をかけて慣らす「開発」が必要です。
この記事では、ポルチオの位置や特徴、開発を始める前に知っておきたい準備やポイントをわかりやすく解説します。
正しい知識を身につけて、安心して自分の体と向き合うための参考にしてください。
目次
ポルチオとは、膣の奥にある子宮口周辺の部分を指し、女性の性感帯の一つといわれています。
Gスポットよりもさらに奥側にあり、指を挿入した際に奥でやや硬く感じる部分が目安です。
ポルチオは神経が集中しているわけではありませんが、刺激を繰り返すことで感覚が高まり、独特の深い快感につながることがあります。
一般的に「中イキ」や「本イキ」と呼ばれる体の奥から湧き上がるような快感は、このポルチオが関係しているといわれます。
ただし、最初から感じる人は少なく、刺激を強くすると痛みを覚える場合も少なくありません。
そのため、体の状態を理解しながら、少しずつ慣らしていくことが大切です。
また、個人差が大きいため、感じ方や位置には幅があります。
焦らず、自分のペースで確認していくことが、ポルチオを安全に開発していきましょう。
ポルチオ開発を始める前に大切なのは、正しい知識と心身の準備です。
ポルチオは体の奥にある繊細な部分であり、無理に刺激すると痛みや不快感につながることがあります。
安全に進めるためには、環境を整え、リラックスできる状態をつくることが欠かせません。
具体的には、以下のような準備が適切です。
ポルチオ開発をする前の準備
また、自分の体の反応や感覚を理解しておくことも、快感を深めるための大切なステップです。
ここでは、ポルチオ開発に取り組む前に確認しておきたい準備のポイントを紹介します。
ポルチオ開発をするうえで大切なのは、心身がリラックスしていることです。
体や心に緊張が残っていると、筋肉がこわばり、刺激を与えても痛みを感じやすくなります。
まずは自分が安心できる空間を整えましょう。
部屋を静かにし、明るさや温度を快適に保つだけでも、体の力は抜けやすくなります。
また、身体が冷えていると感覚が鈍くなりやすいため、入浴やシャワーなどで温めてから始めるのがおすすめです。
さらに、心の状態も大切です。
焦りや不安を抱えたままでは、快感よりも違和感が強く出てしまうことがあります。
音楽を流したり、アロマを炊いたりと、自分が落ち着ける環境をつくることで、自然に呼吸も深くなり、リラックスできるでしょう。
「心地よい」と感じられる状態を優先することが、ポルチオ開発を安全にするコツです。
ポルチオ開発をスムーズに進めるためには、一度「本イキ」や「中イキ」を経験しておくことが望ましいといわれています。
これは、体が快感を受け入れる感覚を理解し、どのような刺激で反応が起こるかを把握できるためです。
自分の快感のパターンを知っている人ほど、ポルチオ開発におけるステップを無理なく進められます。
また、本イキの経験があると、呼吸の整え方や力の抜き方を自然に身につけていることが多く、深い快感に導きやすくなります。
一方で、まだ経験がない人は焦る必要はありません。
焦りは体を緊張させ、痛みを感じやすくする原因になります。
自分のペースで時間をかけ、体の反応を観察しながら段階的に感覚を育てていくことが大切です。
ポルチオ開発を始める前に、自分の体の構造とポルチオの位置を知っておくことも大切です。
ポルチオは膣の奥にある子宮口のまわりに位置し、個人差はありますが、指を第二関節ほどまで挿入した先に硬さを感じる部分が目安とされています。
ただし、無理に探ろうとすると痛みを感じることがあるため、力を抜き、浅い呼吸を心がけながら確認しましょう。
最初のうちは、鏡を使って体の構造を理解することから始めてもよいです。
自分の体を知ることは恥ずかしいことではなく、安全にポルチオ開発を行うための準備です。
また、体の状態や体調によって感じ方は変化するため、日によって反応が異なる場合もあります。
正確な位置を「見つける」ことよりも、自分の体と丁寧に向き合いながら、どのように反応するかを感じ取ることが大切です。
ポルチオ開発を進めるには、正しい手順と自分の体に合った方法を選びましょう。
無理をせず、少しずつ慣らすことを意識することで、痛みを避けながら快感を育てられます。
おもな方法は、以下の3つです。
ここでは、それぞれの特徴や進め方、注意点を具体的に解説します。
初めてポルチオ開発をする場合は、指を使った方法から始めるのが安心です。
自分の手で感覚を確かめながら進められるため、刺激の強さや角度を細かく調整できます。
まずは指を清潔にし、爪を短く整え、ローションなどをたっぷり使うことが基本です。
無理に奥まで入れようとせず、膣内の感触をゆっくり確かめながら、少しずつ指を進めましょう。
奥まで届いたら、膣の先端にある硬い部分を優しくなぞるように刺激します。
力を入れると痛みを感じやすいため、浅い呼吸を意識してリズムを整えることがポイントです。
最初は快感よりも違和感を覚えることがありますが、続けていくうちに少しずつ慣れていきます。
感じやすい角度や深さは人によって異なるため、自分の体の反応を観察しながら進めましょう。
バイブを使う方法は、指では届きにくいポルチオの奥を刺激したいときにおすすめです。
しかし、形状やサイズの選び方を間違えると痛みを感じやすいため、最初は小さめで柔軟性のあるタイプを選ぶのがおすすめです。
使用前には必ず清潔な状態を保ち、ローションをつけてから挿入します。
ポルチオに当たる部分を強く押しつけるのではなく、バイブの振動を“響かせるように”使うことがコツです。
はじめのうちは短時間から試し、少しずつ時間を延ばして慣らしていきましょう。
体調や気分によって感じ方は変わるため、反応を見ながら刺激を調整することが大切です。
また、角度によって刺激の入り方が変わるため、膝を立てる・横向きになるなど姿勢を変えてみるのも効果的です。
最初は、「快感よりも痛みを避けること」を優先しましょう。
自分の体に合ったリズムを見つけ、安心して使える範囲でおこなうことが大切です。
自分での開発が難しい場合や、女性用風俗などの店舗で施術を受けるという選択肢もあります。
その際は、口コミや実績を確認し、衛生面やプライバシーへの配慮が徹底されているかを必ず確認しましょう。
また、施術を受ける際は、事前にカウンセリングがあるかどうかも大切なポイントです。
痛みや不安がある場合は遠慮なく伝え、自分が納得できる範囲で進めることが安心につながります。
お店によってアプローチ方法は異なりますが、体の反応を見ながらゆっくり刺激してくれるセラピストを選ぶとよいでしょう。
また、プロによる刺激を体験することで、自分では気づけなかった感覚のポイントを知るきっかけにもなります。
ポルチオ開発は、焦らずに自分の体と向き合いましょう。
無理な刺激を避け、心と体が落ち着いた状態で行うことが快感への近道になります。
どの方法を選ぶ場合も、「安全」と「安心」を第一に進めましょう。
正しい知識を持ち、自分に合った方法を見つけることで、より気持ちいい体験につながります。
この記事の監修者
谷 一也(たに かずや)
Jasmine Group 統括店長
セラピストとしての現場経験を経て、2018年より「Jasmine Group」として女性用風俗業界に携わり、現在は各都市に展開する店舗(東京・大阪・愛知・福岡・宮城)の運営と教育を統括する店長。全国に共通するサービス品質の維持と、地域ごとのニーズに合わせた店舗運営を行っている。女性が安心して心と身体を委ねられる空間づくりを理念に、セラピストの教育・接客方針などの監修を担当。
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