セックスに対して受け身だったり、反応が少なかったりすると、マグロという言葉をかけられることもあるかもしれません。
しかし、それが悪いこととは限りませんし、理由や背景は人それぞれです。
この記事では、マグロ女子の特徴や前向きな変化のヒントまで解説します。
目次
「マグロ女子」とは、セックス中にほとんど動かず、リアクションや反応が少ない女性を指す言葉です。
あくまで俗語なので明確な定義があるわけではありませんが、「受け身すぎる」「感情が伝わらない」といった印象から、そう呼ばれることがあります。
ただし、それが必ずしも悪いことではありません。
恥ずかしさや緊張が原因で、セックスに対する価値観が違うだけというケースも多くあります。
大切なのは、「マグロ女子=だめ」と決めつけることではなく、自分の性のあり方を理解し、必要があれば少しずつ向き合っていくこと。
無理をせず、自分のペースで考えていくことが一番大事です。
マグロ女子と呼ばれる人には、いくつか共通する傾向があります。
具体的には、以下のとおりです。
ここでは、それぞれ特徴を取り上げながら、その背景にある気持ちや考え方も一緒に見ていきます。
マグロ女子と呼ばれる理由のひとつが、セックス中に動かず反応が少ないという点です。
具体的には、以下のようなケースがあげられます。
しかし、「感じていない」のではなく、どうリアクションすればいいのかわからなかったり、恥ずかしくて抑えていたりするだけのこともあります。
また、過去に「もっと反応して」と言われた経験があると、余計にプレッシャーを感じてしまうことも。
セックス中の反応に正解があるわけではありませんが、相手とのやりとりのなかで少しずつ自分らしい表現を見つけていくことが大切です。
無理に大きな声を出したり、演技をしたりする必要はなく、「気持ちいい」と思えた瞬間を素直に受け止めるだけでもよいでしょう。
マグロ女子といわれる人のなかには、セックスの最中や前後で、気持ちや希望をうまく伝えられないという特徴も見られます。
「本当はこうしてほしい」「ちょっと痛いかも」と思っていても、相手に遠慮して言えないことってありますよね。
しかし、それが続くとお互いの気持ちがすれ違い、「何を考えているのかわからない」と感じさせてしまうこともあります。
これは、セックスだけでなく日常の会話でも起こりうることなので、無理なくできる範囲から少しずつ“伝える”ことを意識してみるのがポイントです。
言葉にするのが難しい場合は、表情や手の動き、ちょっとしたリアクションでも充分に気持ちは伝わります。
大切なのは完璧な伝え方ではなく、自分の気持ちを少しでも相手に届けようとする姿勢です。
マグロ女子の傾向としてよくあるのが、セックスを完全に相手任せにしてしまうことです。
「相手が満足してくれればいい」「自分から動くのはちょっと…」という考えが強く、いつも受け身のまま終わってしまうケースも少なくありません。
もちろん、それが悪いわけではありませんし、受け身でいることが心地いい場合もあります。
しかし、自分の感覚や好みを伝えたり、積極的なアクションをとったりすることで、セックスがもっと楽しくなることもあります。
少し手を動かしてみる、目を見て笑ってみるなど、ささやかなことでも“参加している感覚”が生まれてくるものです。
最初は慣れなくても、自分の意思を少しずつ取り入れていくことで、自然と関係性にも変化が出てきます。
セックス中に声を出すのが恥ずかしい、リアクションをするのが照れくさいなど、気持ちはわかります。
特に経験が少ないと「こんな声を出していいのかな」「変に思われないかな」と不安になってしまうものです。
ですが、実際には少しの声や表情の変化だけでも、相手にとってはうれしい反応だったりします。
恥ずかしさが強いときは、まずは軽く息を吐くような呼吸や、優しく触れ返す手の動きなど、体のサインから始めてみるのがおすすめです。
それでも緊張してしまう場合は、暗めの照明や音楽をかけるなど、自分がリラックスできる雰囲気づくりも効果的です。
マグロ女子と呼ばれる人のなかには、「どこを触られると気持ちいいのか、自分でもよくわからない」という悩みを抱えている人もいます。
これは珍しいことではなく、自分の体と向き合う機会がなかっただけという場合がほとんどです。
そのため、セルフプレジャーを通して、少しずつ自分の性感帯を見つけることが大切です。
そうすることで、パートナーにどうしてほしいかも少しずつ伝えやすくなっていきます。
また、自分の反応を知っておくことで、セックス中に戸惑うことが減り、心にも余裕が生まれてきます。
「知らない自分を知る」という感覚で、焦らず向き合ってみることが、マグロ女子から抜け出す第一歩になるかもしれません。
「もっとこうしてほしい」「ここはちょっと苦手かも」など思っていても、いざパートナーに伝えようとすると言葉が詰まることもあると思います。
遠慮や気まずさ、相手を傷つけたくない気持ちが強いと、自分の気持ちを後回しにしてしまうものです。
しかし、それが積み重なると、セックスがどんどん受け身になってしまい、自分の満足感が得られなくなってしまいます。
大切なのは、「伝える=わがまま」ではないということ。
むしろ、話し合える関係性こそが、ふたりの信頼を深めてくれます。
「こっちの方が好きかも」「こっちも試してみたい」など、やわらかい言い方で気持ちを伝える練習をしていきましょう。
セックスに対して「恥ずかしい」「ちょっと苦手」といったネガティブな印象を持っている女性も少なくありません。
これは育ってきた環境や過去の経験、性に関する情報の受け取り方などが関係していることもあります。
しかし、そうした考え方があると、自分の気持ちや欲求を押さえ込みすぎてしまうこともあります。
まずは、「セックスはふたりの時間を楽しむもの」と、自分に言い聞かせてみるところから始めましょう。
少しずつ気持ちがほぐれてくれば、自然と向き合い方にも変化が出てくるはずです。
最近では、「マグロ女子」の対義語として「トビウオ女子」という言葉も使われるようになってきました。
これは、セックスにおいて自然体で、無理なくリアクションや感情を表現できる女性のことを指します。
相手とのやりとりを楽しんだり、自分の感覚に素直であることが特徴です。
ここでは、トビウオ女子がどういうタイプなのか、そしてマグロ女子からどう変化できるかをまとめました。
トビウオ女子は、セックスの場面で“自然体”でいられるのがいちばんの特徴です。
無理して盛り上げようとしなくても、自分の感情や気持ちをそのまま表現できる余裕があります。
たとえば、以下のような表現・反応があげられます。
これらが、パートナーとのコミュニケーションにつながり、より深い関係を築いていくことにもなります。
派手だったり、経験が豊富だったりするわけではなく、“自分に正直”であることがトビウオ女子の魅力です。
こうした姿勢は、セックスの満足感を高めるだけでなく、パートナーとの関係にもいい影響を与えることがあります。
リラックスして過ごせる相手となら、誰でも少しずつトビウオ女子らしさを育てていけます。
マグロ女子からトビウオ女子に変わる場合、徐々に時間をかけながら慣れていきましょう。
大切なのは、自分の気持ちや体の反応を少しずつ意識してあげることです。
たとえば、「少し気持ちいいかも」と思ったら、声を出してみたり、体を少し動かしたりする。
そういった小さなリアクションを積み重ねることで、自然と感覚が育っていきます。
また、パートナーとの会話も大切です。
自分の不安を少しでも伝えると、理解してもらえるだけで気持ちが軽くなることもあります。
変わることにプレッシャーを感じるのではなく、「ちょっと試してみようかな」という軽い気持ちから始めるのがポイントです。
「変わらなきゃ」と思うほど、プレッシャーを感じてしまうものです。
しかし、マグロ女子から抜け出すことは、決して難しいことではありません。
以下のことを意識して、徐々にマグロ女子から脱却しましょう。
無理なく、自分らしいペースで変化を楽しめば、セックスがもっと自然で心地よいものになっていきます。
ここでは、実践しやすくて前向きになれる9つの方法を紹介します。
マグロ女子から脱却するには、自分の体がどう感じるのかを知ることから始めてみましょう。
セルフプレジャーは、性感帯や好きな触れ方を見つけるための大切な時間です。
気持ちよさのツボを知ることで、「こうしてもらいたい」という具体的な希望も自然とわかってきます。
最初は「どこをどう触ればいいかわからない」と感じるかもしれませんが、焦る必要はありません。
「これが気持ちいい」「ここはくすぐったい」といった小さな発見を積み重ねることで、自分に合った感覚が見えてきます。
自分の体を知っていると、それだけでセックス中の不安が減ります。
パートナーとの会話は、マグロ女子からの一歩を踏み出すために欠かせない要素です。
「もっとリアクションがほしい」と言われたときに、落ち込むよりも自分の気持ちを素直に伝えるだけで、距離が縮まることもあります。
率直な気持ちを言葉にするのは少し勇気がいりますが、無理に伝える必要はありません。
LINEやメモなどを使って、言いにくいことを文字で伝えてみるのもひとつの方法です。
言葉にすることで相手にも理解されやすくなり、ふたりで協力してよりよい関係をつくるきっかけになります。
「恥ずかしいから声が出せない」「積極的に動くなんて無理」などと感じることは、とくに自然なことです。
でも、セックスはお互いが心地よくなるためのコミュニケーションです。
恥ずかしさをゼロにするのは難しくても、「ちょっと勇気を出してみる」だけでも違います。
また、パートナーに「緊張してるけど楽しみたい気持ちはある」と伝えておくだけで、理解してくれることも少なくありません。
少しずつ“自分に許可を出す”ことが、恥ずかしさを乗り越える大きなきっかけになります。
マグロ女子を抜け出すなら、急に変わろうとする必要はありません。
まずは、少しでも自分の反応を相手に伝えてみることから始めてみましょう。
たとえば、以下のようなことをしてみるとよいでしょう。
そのひとつひとつが、セックスの雰囲気をやさしく変えてくれます。
最初は照れや緊張があっても、相手に伝わったと実感できれば、それが自信になります。
リアクションがあると、パートナーも安心し、コミュニケーションがスムーズになることも多いです。
マグロ女子から抜け出すには、自信を持つことが大事です。
その第一歩としておすすめなのが、パートナーと“褒め合う習慣”を取り入れること。
「さっきの触り方好きだったよ」「今日はいつもより積極的だったね」などの一言が、お互いにとって大きなモチベーションになります。
自分から「気持ちよかったよ」と伝えることも、自信を持って表現するきっかけになります。
ポジティブな言葉をもらうことで、セックスに対して前向きになれるでしょう。
セックスそのものに対してハードルが高いと感じているなら、まずは日常のスキンシップから始めてみるのが効果的です。
具体的には、以下のようなことから始めましょう。
このようなやり取りが増えると、自然と体の距離も心の距離も近づいていきます。
いきなりエッチなムードに入るのではなく、心地よい触れ合いから始めることで、セックスへの流れも自然になります。
「今日は手をつないで寝てみよう」くらいの小さな変化でも十分です。
触れられることに慣れてくると、自分から「もう少し近づきたい」と思えるようになることもあります。
自然なスキンシップの積み重ねが、セックスをより身近なものにしてくれます。
セックスのときに恥ずかしさが勝ってしまうなら、ムード作りに力を入れてみるのもひとつの手です。
以下のようなことをすると、効果的です。
緊張感がほどけると、体の反応も自然と出やすくなります。
また、ムードが整っていると「頑張らなきゃ」という気持ちも少なくなり、普段よりも自然にセックスが楽しめることも。
相手まかせにするのではなく、「今日はこういう雰囲気で過ごしたいな」と自分から提案してみるのもおすすめです。
雰囲気を整えることは、セックスそのものを前向きに受け入れるきっかけになります。
「どうしても苦手意識が抜けない」「頑張ってみたけど不安が消えない」というときは、無理せずに専門家のサポートを受けるという選択肢もあります。
性に関する悩みはとてもデリケートで、ひとりで抱え込まず、安心して話せる場所を見つけることが大切です。
最近では、性に関する相談に特化したカウンセラーや、女性向けのセラピーを行うサービスも増えています。
専門家の視点から、自分では気づかなかった考えやクセを知ることができるのも大きなメリットです。
「話すだけでラクになれた」という声も多く、心がほぐれることで体の反応も変わってくるケースもあります。
前向きなステップとして、選択肢のひとつに加えてみてください。
マグロ女子と呼ばれることに悩んでいるなら、それは“変わりたい”という前向きな気持ちの表れかもしれません。
大切なのは、誰かと比べるのではなく、自分らしいセックスの楽しみ方を見つけていくこと。
少しの勇気や工夫で、気持ちも反応も変わっていきます。
無理せず自分のペースで、自分の心と体を大切にする時間を重ねていきましょう。
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